7月のストレス
歯列矯正のストレス
ワイヤーを通しバネを引っかけて、少しずつではありますが歯は移動し始め、嬉しい気持ちがある反面、ストレスを感じる事も増えました。
ブラケットを装着した3月、慣れない器具に大きなストレスを感じていましたが、だんだんとそんなものはまだまだ序の口だったんだ、と気づくようになってきたのです。
ワイヤーを通したことで、さらにストレスになったこと。
それは…
食べ物が詰まる。
歯の隙間、ワイヤーの隙間、歯とワイヤーの隙間。歯茎とワイヤーの隙間。ありとあらゆるところに、食べた物が詰まり、舌で触ると、凶器と化した矯正器具が容赦なく私の舌を傷つける。
痛い。
すぐに歯磨きができれば良いのだけれど、外出先など歯磨きができないことも多くて、とにかく不快。
日常の歯磨きに使う歯ブラシは4本。
太めの歯間ブラシ、先端が細くなったタフトブラシ、コンパクトヘッドタイプのいわゆる普通の歯ブラシ。
そして電動歯ブラシ。
仕上げにフッ素塗布。
1日で歯みがきにかける時間は、朝15分、昼5分、夜20分と、トータルでおおよそ30分。
それから歯と歯の隙間から食べ物が出ちゃって、うまく咀しゃくできない。
油断してたら(?)唇をすり抜けて口から食べ物がこぼれ落ちそうになっちゃう💦
歯の隙間から空気が漏れて、ブッとかって変な音もでたりするし(私だけ笑?)
口もと80歳。
ブラケットやトンガリ出た矯正器具に唇や口内がひっかかり痛い。いつも痛い。とにかく痛い。
なんだか口臭も気になるし。
つらい。いろいろつらい。
まだまだ始まったばかりなのに…
あーつらい…
6月
全く動きを見せなかった2週間前から、ほんのすこし…ほんのすこーしだけ、歯と歯の間に隙間が見え始め、6月の診察日を迎えました。
今回はワイヤーを少し太いやつに変更し、上にかかっているゴムをバネ?のようなものに変更するとのこと。
これで少しは歯の動きが早くなるのかしら?
早く動いて欲しいわー
痛みもないし余裕やわー
などと思っていた私
すぐに間違いに気づきます。
ワイヤーを少し太くしただけなのに…
痛い。
ギシギシと歯がきしむような、歯ぐきの奥から、なんとも言えない、どこが痛むのかもわからないような、経験したことの無い痛みが襲ってきたのです。
いたーーーーい…
そしてご飯が食べられなくなりました。
歯磨きもままならない。
歯に圧をかけると、鼻の奥まで響くような
歯茎もろとも、ねじ込んだボルトがグラグラと動かされるような鈍い、けれどはっきりと痛みとわかる感覚。
あぁうまい表現が見当たらない…
自分の語彙の少なさに、今さらながら後悔…
そしてこの痛みはおおよそ1週間続き、私の体重は、周りの人から『だいぶ痩せたよね?』と言われるくらいまで減っていったのです…
あぁ…歯列矯正ってダイエットにもなるのね…
知らんかった…
5月
細めのワイヤーを通してから約一ヶ月。
歯の歪みは少しづつ動いていたらしく
今日からは抜いた歯の隙間を埋めていくために、歯を動かしていくらしい。
少し太めのワイヤーに変更し、その上にゴムを引っ掛けて、まずは糸切り歯から動かしていくとのこと。
楽しみ〜!
から2週間…
いや全く歯が動く気配がないんやけど…
1ミリの隙間もできない…
そらそうか…
3年もかかるんやもんな…
そんなサクサク動いたら、3年もいらんもんな…
とほほほーーーん…
4月 ワイヤーを通した日
抜歯から2週間が経ち、いよいよ取り付けたブラケットにワイヤーを通す時がきました。
やっと矯正らしくなるなーなんて思いながら、これから始まる長い年月に思いを馳せるのでした…(笑)
ブラケットを取り付けた左右の犬歯と第一小臼歯の間に細めのワイヤーを通し、クルクルと締めパチンと切る、そんな感じです。
前歯4本には、まだブラケットはつけていないので、まだそんなに目立つ感じではなく、思ったよりストレスも少なくて、なんとかなりそう。
(後で知ったことですが、歯を動かす為のワイヤーではなく、歯の角度を変えるために引っ張っていたようです。)
次回の診察は1ヵ月後、それまでに痛みがあれば遠慮なく言ってください、とクリニックの方は言ってくださいましたが、全く痛みもなく、1ヶ月なんの問題もなく過ごす事ができました。
まずは順調な滑り出し…かな?
4月 抜歯 それから
抜歯が済んでクリニックを出てから20〜30分ほど経った頃、じわじわと抜歯痕がうずき出し、麻酔が切れてきたなぁと感じ始め、痛がりで怖がりの私は電車を待つ間に、駅のコンビニで水を買い、早々に痛み止めを飲みました。
しばらくすると薬が効いてきたのか、痛みも和らぎ、腫れと痛みで我慢できなくなったらどうよう…なんて心配は全く必要なく、余裕で家まで帰り着いたのでした。
その後、抜歯痕が埋まるまでは 、食べる物に気をつけ(油断してると抜歯痕に食べ物がささったり、詰まったりしてそれが痛いので)柔らかいものや、消化のよいものを中心に食べ、クリニックで聞いた通り、抜歯痕にできたかさぶた(血の塊)を取らないように(きつく磨いたり、はげしくうがいをしたりしない)気をつけながら、そろりそろりと生活をしました。
約1週間そんな生活を続け、晴れて抜歯完了となり、いよいよ、どんどん動かして行く日々がやってきました。
ようやく矯正スタートです。
大人の歯列矯正 2022年4月
はじめての抜歯
今まで、簡単な虫歯(どんな虫歯?)と検診くらいでしか歯医者さんにかかった事がなく、少し歯を削るだけでも、あの歯医者さん特有の音と神経に響くような感触にビクビクし、『絶対に抜きなさい、早く抜きなさい』と言われ続けた横向きに生えた親知らずも、気づいていないことにして長年生きてきましたので、健康な歯を抜くなんてことは、恐ろしすぎて失神ものでございまして。
歯に麻酔なんてのも、全く想像ができない未知の世界。
大きな不安を抱えながら、歯列矯正の期間、抜歯を始め、定期検診、虫歯治療、お手入れなどでお世話になるクリニックへ、予約当日伺いました。
怖い 怖いよー
痛い 痛いよー(まだ痛くない)
ギリギリして、ガリガリして、引っ張って、剥がして、あぁー想像したらもうアカンっ。帰りたいっ。
やだ やだよー(でも、もう引き返せないんだよーぅ)
もう気絶寸前でクリニックのドアを開けたのです。
『今日は2本、抜歯されるのですね』
受付の女性に確認され
(あぁそうやった…
何度も怖い思いするのがイヤやったから、思い切って一度に2本抜いてしまおう!と思ってしまったんやった…)
娘位の年齢の若い小柄な女医さんが
『麻酔も抜歯も初めてですか。大丈夫ですよ。しっかり麻酔をかけてやりましょう。歯の生え方にもよりますが、そんなに時間はかからないと思います。』
と優しく話してくださるも
(この小柄な女性が、あんなに固くしっかりと生えている歯を、抜くことができるのか?まじ大丈夫?)
と不安増し増しで…
けれど、今さら抵抗する訳にもいかず、そもそも自ら決断してお願いしてることで…
診察➡︎麻酔➡︎レントゲン➡︎追い麻酔
そしていよいよ1本目の抜歯に…
ドキドキ ドキドキ ドキドキ
『では右側いきますね。痛みが出てきたらすぐに教えてくださいね。麻酔を追加しますので』
(あぁなんて優しい…落ち着いて…大丈夫…落ち着いて…)
歯をつかんで揺さぶられている感触が…ギシギシ…他の歯に当たっている接面を少し削って、再びギシギシ…ギシギシ。
(おぉっ⁉︎ 痛くない!いけるかも!)
『もうほとんど抜けましたよ。少し根っこが残ったので、今からそれを取りますね』
(あぁこの感触が痛い(いや痛くなんかないんやけど)痛いような気にさせる
はやくーはやくーはやく終わってー)
『はい1本目終わりました』
(良かったーこれなら2本目もいけそう!)
『では次、左側も行きますね
大丈夫ですか?痛みはないですか?』
(ありがとう先生!大丈夫。いけそうです!)
再びギシギシ、ギシギシ
『はい、抜けました』
(えぇっ⁉︎ うそっ!はやっ!いつ抜いたん⁉︎ 先生すごいやん!)
抜歯にかかった時間はおおよそ20〜30分。
2本目に関しては、ものの5分程度で、知らない間に抜けてたって感じ。
信じられない。
想像してたのとは全く違う世界が繰り広げられた、夢のような時間でした。(大げさ笑)
抜歯の後にガーゼを詰めてもらい、痛み止めと化膿止めの薬を貰い
(先生うまいやん!抜歯ぜんぜん余裕〜)
数時間前の恐怖は何やったんというくらいの、何と言いますか、少し晴れやかな気持ちでクリニックを後にしたのでした。
とりあえず私の中での第一段階クリア♡
大人の歯列矯正 2022年3月のそれから
3.12のそれから
第一大臼歯にバンド、歯の表面にブラケットを取り付けてから2週間程は、本当にストレスでした。
口の中に、小さな突起や小さな輪っかのついた金具が常にあって、尖って飛び出たそこに口の中の肉がピッピッと引っかかり、すぐに外れれば良いのだけれど、引っ張られ、ピチッと切れたりもする。
クリニックで貰った、ブラケットなどの金具にペタッと貼り付けて使う乳白色のワックスは、確かに引っかかりは軽減されるけれど、全ての突起物に付けるには時間がかかるし、すぐにペロッと剥がれてしまうし、そうかと思えば、金具の隙間に入り込んで、なかなかきれいにとれないし。
食事の度に取ったり着けたり。
着けないと痛いし、でも、面倒くさいし。
まだ始まってもないのに、すでにストレスMAX…🌀